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足部

有痛性外脛骨(足部内側の骨の痛み)

有痛性外脛骨

足の内側に形成される「外脛骨」という追加の骨が原因で、痛みを引き起こす状態です。外脛骨は足の内くるぶしの近くに位置し、通常の成長過程で骨が正常に発達しないことで発生します。この追加の骨が靭帯や腱、筋肉に接触し圧迫することで、痛みや炎症を引き起こすことがあります。

解剖図

痛みが生じる仕組み

外脛骨が足部内側の靭帯や腱、筋肉に圧迫を与え、周囲の組織が炎症を起こし、痛みを引き起こします。特に、足の筋肉や靭帯に過剰な負荷がかかると、炎症が悪化し、痛みが強まることがあります。

どのような時に痛みが出るのか?

  • 歩行や立位時の圧力
    体重をかける動作(立位や歩行など)で外脛骨と周囲の組織に圧力が加わり、痛みが発生しやすくなります。特に長時間の立位や歩行で痛みが強まることがあります。
  • 運動時の動作
    ジョギングやランニングなどの高負荷運動では、外脛骨が靭帯や筋肉に繰り返し摩擦を起こし、痛みを引き起こします。特に運動中に足に強い負担がかかると、痛みが悪化します。
  • 足を内側に曲げる動作
    足首を内側に曲げる動作や、足を内側にひねることで、外脛骨が足部内側の組織に圧迫を加え、痛みを引き起こします。
  • 靴との摩擦
    足に合わない靴や、硬い靴を履くと、外脛骨と靴の間に摩擦が生じ、痛みが増すことがあります。

症例:中学生男子 バスケットボール部の足首内側の痛み

問診

バスケットボール部に所属し、週5回以上の練習に参加。2週間前から左足の内側に軽度の痛みが出現。最近では歩行時にも痛みがあり、特に練習後に痛みと熱感、圧痛が強くなり、歩行が困難になりコーチに勧められ来院。

身体評価

  • 姿勢観察:左足荷重時に扁平足が確認され、股関節と脛骨が外旋している。
  • 足部評価:過度の回内足であり、足首の背屈可動域は110度と低下。
  • 触診:左足舟状骨付近に圧痛と熱感を確認し、外脛骨の存在が触診で明確に確認される。
姿勢観察
触診

状態の説明

外脛骨が足部内側の組織を圧迫し、炎症が生じているため、痛みが強まっています。特に、歩行や立位時に痛みが増強し、腫れや圧痛が見られます。これらの評価から、有痛性外脛骨の可能性が考えられます。

施術内容

エクササイズ

  • テラセンサマット
    足部の感覚を向上させ、アーチを保持することで過度な回内を防ぎ、外脛骨への負担を軽減します。再発防止にも役立ちます。
  • ビーム歩行
    狭い幅の上を歩くことで、足首の安定性を高め、後脛骨筋への負担を軽減します。体幹と足首の協調を鍛え、バランス感覚を向上させることで、足首周りの筋肉や靭帯への負担を和らげることが期待されます。
テラセンサマット
ビーム歩行
  • Step Down Side
    足に均等に加重をかけながら股関節のコントロール能力を高めるエクササイズです。右に偏った重心を中央に戻すことで、足部への負担を分散し、外脛骨にかかる圧力を軽減します。また、このエクササイズにより、股関節と脛骨の外旋を改善し、正しい体重分散をサポートします。股関節の安定性を高めることで、足部全体の動きがスムーズになり、外脛骨への負担軽減に寄与します。
  • キネシオテープ
    扁平足の改善を目的に、キネシオテープで足底をサポートし、足のアーチを保持することで外脛骨への負担を軽減します。
Step Down Side
キネシオテープ

足底板の挿入

足底板の挿入により、アーチ構造を保ち、外脛骨にかかる負担を減らします。これにより、痛みの緩和と炎症の予防が期待されます。

手技療法

  • 筋肉の緊張緩和
    後脛骨筋や腓腹筋を中心に、筋肉の緊張を揉捏法やⅠb抑制で和らげます。

物理療法

  • 冷却療法:アイシングを行い、炎症を抑え、痛みを軽減します。
  • 電気療法:低周波治療器や干渉波治療器を使用して、筋肉の緊張を和らげ、血流を促進します。 筋肉の血流を促進し、膝周りの筋肉の緊張を緩和するためにホットパックを使用します。
  • 超音波療法:超音波を使用して、組織の治癒を促進します。
超音波療法

足底板の使用

足のアーチをサポートし、外脛骨にかかる負担を軽減します。足底板は圧力分散を助け、炎症や痛みの緩和に寄与します。

今後の治療方針

  • 通院頻度
    初期の強い痛みの時期には週3回の通院を推奨し、痛みが軽減するに従って週2回、最終的には週1回に減らします。
  • 自宅でのケア
    リリースエクササイズやビーム歩行、Step Down Sideを自宅で行い、回復を促し再発を防ぎます。

おおさと接骨院では、有痛性外脛骨の症状や原因に対してお一人お一人に合わせた施術を提供し、患者様の症状の改善を目指します。
また、競技等でベストパフォーマンスが出せるようなサポートもしています。痛みや腫れでお困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。

参考文献

1.Nielsen, P. et al. (2005). Accessory Navicular Syndrome: Clinical Presentation and Treatment.
2.Fleming, H. et al. (2007). Pain Mechanisms in Accessory Navicular Syndrome.
3.Stavrou, V. et al. (2010). Influence of Physical Activity on Accessory Navicular Pain.
4.Morris, C. et al. (2011). Footwear and Accessory Navicular Syndrome.
5.Nielsen, P. et al. (2005). Accessory Navicular Syndrome: Clinical Presentation and Treatment.
6.Stavrou, V. et al. (2010). Influence of Physical Activity on Accessory Navicular Pain.
7.Fleming, H. et al. (2007). Pain Mechanisms in Accessory Navicular Syndrome.
8.Morris, C. et al. (2011). Footwear and Accessory Navicular Syndrome.

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なかなか痛みが取れずに悩んでいる方をサポートします!どこに行っても良くならない痛みの原因を見つけ、根本から改善へ導きます。 大里洋志(おおさとひろし)

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