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手首

手関節捻挫

手関節捻挫

手関節捻挫は、手関節の靭帯や関節包が外力によって損傷を受け、裂けたり伸びたりすることで生じる傷害です。スポーツや日常生活での不注意な動作、例えば転倒して手をついたり、重い物を強く握ったりする際に発生します。

解剖図

手関節捻挫の痛みのメカニズム

手関節を支える靭帯が過度に引き伸ばされるか、部分的に裂けることによって痛みが発生します。これにより、痛みを伝える神経が刺激され、周囲の筋肉が保護反応として緊張します。この筋肉の緊張が痛みを増幅する原因となることもあります。

どのような動作で痛みが出るか?

  • 手をつく動作
    転倒時や強い力をかけた際に手をつくと、手関節に過度の力が加わり、痛みが増します。特に捻挫した手で体重を支えると、痛みが強くなります。
  • 物を持ち上げる動作
    重い物を持ち上げると、捻挫した靭帯に負担がかかり、痛みが強まります。
  • 手を捻る動作
    物を回したり、強く握ったりする際、手関節にストレスがかかり、痛みが発生します。
  • 関節を曲げる・伸ばす動作
    手関節を曲げたり伸ばしたりすると、靭帯や関節包に負担がかかり、痛みを引き起こします。無理な動作が痛みを増幅させることもあります。
  • 手を使った強い接触
    スポーツや日常活動中に手に衝撃が加わると、痛みが増加することがあります。

症例:10代女子 ボールキャッチでの手関節捻挫

問診

バスケットボールの練習中にボールをキャッチしようとした際、左手関節を不自然に捻り、その結果、強い痛みと腫れが生じました。痛みは手首の外側に集中し、手首を動かすと痛みが増すとのことです。また、腫れが顕著で手首の周囲に皮下出血も見られ、関節の可動域が制限されています。物を持ち上げることが困難な状態です。

身体評価

  • 視診:手関節の腫れや内出血の有無を確認。
  • 触診:患部の熱感、圧痛点を確認。
触診

状態の説明

靭帯が部分的に損傷している状態です。これにより痛みや腫れが生じ、関節の動きが制限されています。手関節を捻った際に靭帯に過剰なストレスがかかり、炎症反応が引き起こされました。その結果、日常生活やスポーツ活動に支障をきたしており、手関節捻挫の可能性が高いと考えられます。

施術内容

急性期(発症直後〜2週間)

  • RICE処置
    • Rest(安静):手関節を固定し、安静を保ちます。腫れや痛みが強い場合は、手関節を固定することが推奨されます。
    • Ice(アイシング):炎症や腫れを抑えるため、冷却を行います。発症後48時間が特に重要で、15〜20分ごとにアイシングを行います。
    • Compression(圧迫):弾性包帯やサポーターを使用し、腫れを抑えるために軽い圧迫を行います。
    • Elevation(挙上):手関節を心臓より高い位置に保ち、腫れを軽減します。
アイシング
  • 物理療法
    • マイクロカレント:微弱電流を使用して炎症を抑え、損傷した組織の修復を促進します。
    • テーピング固定:手関節を安定させ、過度の動きを防ぐためにテーピングで固定します。
    • 超音波療法:超音波を使用して、炎症を抑え、患部の組織を回復させます。
マイクロカレント療法
テーピング
超音波療法
  • 手技療法
    • 肩や前腕の筋肉を軽く揉捏し、筋肉の緊張を緩和させ、痛みの増加を防ぎます。

亜急性期(2週間〜4週間)

  • テーピング固定の除去
    痛みが軽減してきたら、テーピング固定を少しずつ外していきます。状況に応じて段階的にサポートを減らしていきます。
  • 物理療法
    • 温冷交代療法:炎症が治まってきている場合、アイシングからホットパックに切り替えて、血流を促進し、回復を助けます。
    • 低周波治療:低周波を用いて疼痛を緩和し、筋肉の緊張を解消します。
    • 超音波療法:組織の回復をさらに促進し、炎症を抑えるために超音波を使用します。
温冷交代療法
o	低周波治療器
  • 可動域回復エクササイズ
    痛くない範囲で手首をゆっくりと動かし、関節の可動域を回復させます。無理のない範囲で軽いストレッチを行い、筋肉と関節を強化します。
  • 手技療法
    肩や前腕の筋肉を中心に手技療法を行い、筋肉の緊張をさらに緩和します。

慢性期(4週間以降)

  • テーピング固定の除去
    痛みが軽減し、手関節の安定性が回復したら、テーピング固定を完全に外します。
  • 物理療法
    • 超音波療法:超音波を使用して深部組織の回復を促し、痛みを軽減します。
    • 低周波治療:慢性的な痛みを緩和するために低周波治療を継続します。
    • ホットパック:血流を促進し、筋肉の緊張を和らげるために患部を温めます。
  • リハビリテーション
    手関節の完全な回復を目指し、物を持ち上げるなど、少しずつ手首に負荷をかけていきます。筋力と柔軟性を高めるためのエクササイズを継続します。
  • 手技療法
    手関節の柔軟性と安定性を高めるため、深層筋のマッサージや関節のモビライゼーションを行います。
リハビリテーション

今後の治療方針

  • 通院頻度
    炎症が強い急性期では週3回の通院を推奨し、亜急性期に入ると週2回に減らし、最終的に週1回へと通院頻度を調整します。
  • 自宅でのケア
    自宅では、急性期にはアイシングを行い、安静を保つことが重要です。亜急性期以降はホットパックやエクササイズを取り入れ、手関節の回復をサポートします。

おおさと接骨院では、手関節捻挫の各回復段階に合わせた施術を提供し、患者様の早期回復を目指します。
捻挫による痛みや腫れでお困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。

参考文献

1.Cameron, L. M. (2014). 整形外科理学療法の基本
2.Blyth, J. (2007). 筋骨格系の痛み.
3.Cameron, L. M. (2014). 整形外科理学療法の基本.
4.Moseley, P. (2003). 痛みとその治療
5.Harris, J. (2012). 関節と筋肉のメカニズム.
6.Blyth, J. (2007). 筋骨格系の痛み
7.Cameron, L. M. (2014). 整形外科理学療法の基本

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なかなか痛みが取れずに悩んでいる方をサポートします!どこに行っても良くならない痛みの原因を見つけ、根本から改善へ導きます。 大里洋志(おおさとひろし)

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