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むち打ち

むち打ち

むち打ちは、頸部(首)が急激に前後に振られることによって、首の筋肉や靭帯、関節に損傷を与える状態です。交通事故やスポーツ、落下などでよく見られる症状で、外見的にはあまり異常がない場合でも、内部で痛みや不快感を引き起こすことがあります。

解剖図

原因

  • 交通事故: 車両が急停車したり、追突されたりすることで、首が急激に前後に振られる。
  • スポーツや事故: スポーツのプレイ中や転倒時に首に強い衝撃が加わる。
  • 落下や物の衝撃: 高所からの落下や重い物が首に当たることによっても発生する可能性があります。

症状

  • 首の痛みやこり: 首を動かすと痛みが増す。
  • 肩や背中の痛み::首から肩、背中にかけて痛みが広がることがあります。
  • 頭痛: 首の筋肉の緊張が引き起こす頭痛。
  • しびれや感覚異常:痛みが神経に影響を及ぼすと、手や腕にしびれや感覚異常が生じることもあります。
  • 可動域の制限: 首の動きが制限されることがあります。

症例: 30代男性 交通事故での首の痛み

問診

1ヶ月前に後方から追突され、整形外科でむち打ちと診断を受けました。現担当医師や保険会社の担当者からの勧めで来院。激しい痛みは収まりましたが、首から背中にかけての痛みと筋緊張が残っています。また、たまに頭痛があり、痛みのために上を向いたり運転中の後方確認をするのが困難です。

身体評価

  • 姿勢評価:姿勢の歪みや不自然な姿勢が見られるかを確認。
  • 可動域評価
    • 頸部前屈・後屈: 前屈時、後屈時に痛みや可動域制限があるかを確認。
    • 部回旋左右の回旋時に痛みや可動域制限があるかを確認。
  • 筋力評価: 首や肩の筋力低下を確認
  • 圧痛点の評価:首から背中にかけての圧痛点を確認。
  • 神経学的評価:しびれや感覚異常の有無を確認。
身体評価:圧痛の確認
身体評価:首の可動域の確認

状態の説明

むち打ちによって首から背中にかけての筋肉や靭帯に損傷が生じ、筋緊張と痛みが残っている状態です。その結果、首の動きに制限が生じています。頭痛も筋肉の緊張に関連している可能性が高いです。
紹介された時期には、すでに筋肉や靭帯の損傷は落ち着いており、筋緊張や可動域の制限が残っている状態です。この段階では、首や肩の可動域を徐々に改善し、筋肉の柔軟性を回復させることが重要です。筋緊張が解消され、首の動きがスムーズになれば、頭痛やその他の症状も改善されることが期待されます。

施術例

1. エクササイズ

  • 首のストレッチ
    頸部前屈・後屈、側屈、回旋のストレッチを行い、筋肉の柔軟性と可動域を向上させます。
  • 肩のエクササイズ
    肩甲骨の運動や肩回しを行い、肩周りの筋肉を強化。
  • 腹式呼吸
    息を鼻から4秒で吸い、口から8秒で吐くゆっくりとした呼吸を行い、副交感神経を高め、筋肉の緊張を和らげます。
  • Roll Down
    体幹の安定性を高めるためのエクササイズで、背骨の可動域も向上させます。
エクササイズ:肩回し

2. 手技療法

  • 手技
    胸鎖乳突筋、後頭下筋群、僧帽筋、広背筋、鎖骨下筋を中心に過度に緊張した筋肉をほぐします。
  • 筋膜リリース
    筋膜の緊張を緩和するため、特定の圧力をかけて筋膜リリースを行います。
  • 関節可動域訓練
    頚椎、胸椎、胸鎖関節のスラストを行い、可動域を改善します。
手技療法

3. 物理療法

  • 温熱療法
    ホットパックなどで筋肉を温め、血行を促進し、筋緊張を和らげます。
  • 電気療法
    低周波治療や干渉波治療を使用して、筋肉の緊張を和らげ、痛みの軽減を図ります。
物理療法:温熱・電気療法

今後の治療方針

  • 筋緊張と痛みに対するアプローチ
    手技療法や物理療法を用いて、特に首や背中の筋肉に焦点を当てた緩和を行い、痛みの軽減を図ります。
  • 可動域制限に対するアプローチ
    可動域の改善は、徐々に行うストレッチやエクササイズを用いて進めます。関節可動域訓練を併用し、首や肩の可動域を段階的に広げます。
  • 姿勢改善と筋力強化
    肩甲骨の安定性を高め、体幹の筋力を向上させるエクササイズを組み込みます。姿勢の改善は、筋肉の緊張緩和に重要な要素となるため、継続的に評価を行いながら進めていきます。
  • 筋力低下への対応
    軽い筋力強化エクササイズを導入し、肩甲骨周りの筋肉を重点的に強化します。徐々に強度を上げていき、筋力の回復を目指します。
  • 自宅でのケア
    自宅で行えるエクササイズとして、筋膜リリースやストレッチポールを使用したトレーニングを指導します。また、軽いストレッチや腹式呼吸の練習を取り入れ、リラックスと可動域を維持します。
  • 通院頻度の調整
    初期段階で痛みや筋緊張が強い場合は、週3回の通院を推奨します。痛みや筋緊張が軽減してきた段階で、週2回、最終的には週1回に通院頻度を調整します。定期的な評価により、状況に応じた施術プランを更新し、最適な治療を提供します。

おおさと接骨院では、むち打ちの症状や原因に対してお一人お一人に合わせた施術を提供し、患者様の症状の改善を目指します。
痛みや不調でお困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。

参考文献

1.1. Cummings, T. M., & McCarthy, P. W. (1999). Whiplash Injury: Current Concepts. Springer.
2.2. Hohl, M., & Krumholz, A. (2005). Whiplash and Its Management. Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy, 35(3), 148-158.

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なかなか痛みが取れずに悩んでいる方をサポートします!どこに行っても良くならない痛みの原因を見つけ、根本から改善へ導きます。 大里洋志(おおさとひろし)

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