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頸椎椎間板ヘルニア(けいついついかんばんへるにあ)は、首の骨(頸椎)と頸椎の間にある椎間板が飛び出してしまい、神経を圧迫する状態を指します。椎間板は、頸椎のクッションとして働き、首の動きに伴う衝撃を吸収する役割を担っています。しかし、この椎間板が変性や過剰なストレスにより外側に飛び出すと、神経が圧迫され、痛みやしびれが首から肩、腕にかけて現れることがあります。
頸椎椎間板は、中心部分の髄核と、それを囲む線維輪から構成されています。髄核はゼリー状で衝撃を吸収し、線維輪はその髄核を包み込み、安定させています。椎間板の主な役割は、首の骨(頸椎)の間でクッションのように作用し、衝撃を吸収して首の動きをスムーズに保つことです。また、椎骨同士が直接ぶつからないように保護し、首への負担を軽減します。
頸椎椎間板ヘルニアが発生すると、以下のような症状が見られます
頸椎椎間板ヘルニアは、加齢による椎間板の変性や日常的なストレスの蓄積により発生します。加齢とともに椎間板は弾力を失い、髄核が突出しやすくなります。さらに、過度の負荷が椎間板にかかると、線維輪が損傷し、髄核が飛び出して神経を圧迫することになります。このように、椎間板の変性と圧力の不均衡が、頸椎椎間板ヘルニアの構造的な原因となります。
頸椎椎間板ヘルニアの発生には、姿勢の悪さが大きく関係しています。特に「アッパークロスシンドローム」と呼ばれる状態は、頸椎に対する大きな負担の一因となります。
アッパークロスシンドローム(Upper Crossed Syndrome)は、胸椎の湾曲(猫背)が進行し、頭部が前方に突出する姿勢の崩れを指します。この姿勢不良は、首や肩、背中の筋肉のバランスが崩れ、特定の筋肉が過度に緊張し、他の筋肉が弱化してしまう状態です。具体的には、以下の筋肉に影響を与えます。
この筋バランスの崩れにより、頭が前方に突き出し、首に不均衡な圧力がかかります。これにより、頸椎の椎間板にも過度な負荷がかかり、ヘルニアのリスクが増大します。
アッパークロスシンドロームによって引き起こされるこうした姿勢の問題が、頸椎にかかる圧力を増大させ、最終的に椎間板の突出やヘルニアの発生を促すことが理解されます。日常生活の姿勢改善や、適切なストレッチ・エクササイズが、こうした問題を予防・緩和するために重要です。
20代から長時間のパソコン作業を行っており、もともと肩こりや姿勢の悪さを気にしていました。最近では、左肩甲骨周りに強い肩こり症状が現れ、3分間のパソコン作業も続けられない状態になっています。また、左腕がジンジンとしびれ、握力が弱くなっているため、日常生活や仕事にも支障を来している状態で、来院されました。
頸椎の変性により椎間板が突出し、神経根を圧迫している状態が考えられます。このため、左肩甲骨周囲の痛みや左腕の筋力低下が発生しています。また、長時間の前傾姿勢でのパソコン作業が、症状を悪化させている要因と考えられます。
構造的な原因としては、椎間板の変性が進行していることが挙げられますが、同時に機能的な問題も大きく関わっています。機能的な原因としては、体幹の安定性の低下、胸椎の可動制低下、アッパークロスシンドロームによる頸椎への過剰な圧力、肩甲骨の位置異常が挙げられます。これらが頸椎椎間板に慢性的な負担をかけ、ヘルニアの発生につながっている可能性があります。
頸椎椎間板ヘルニアの治療には、構造的な治療と機能的な治療の両方が必要です。おおさと接骨院では、まずは整形外科の受診を推奨し、必要に応じて医師による診断(レントゲンやMRIなど)を受けていただきます。構造的な治療が必要な場合には、整形外科での治療を行っていただき、その後、おおさと接骨院では機能的なアプローチを通じて、痛みの緩和と症状の改善を目指します。
機能的なアプローチでは、姿勢や体の使い方の改善、筋力や可動域の強化に重点を置き、椎間板ヘルニアが発生するリスクを減らすための治療を行います。また、頸椎や胸椎の可動域改善、腹圧の強化を通じて、神経への圧迫を緩和し、症状の軽減を図ります。
おおさと接骨院では、頚椎椎間板ヘルニアの機能的な原因に対してお一人お一人に合わせた施術を提供し、患者様の症状の改善を目指します。
痛みや不調でお困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。
参考文献
1.Kirkaldy-Willis, W.H., & Farfan, H.F. (1982). Instability of the lumbar spine. Clinical Orthopaedics and Related Research.
2.Gordon, R., & Matthews, C. (2013). De Quervain's Tenosynovitis: Clinical Insights and Management.
3.Kumar, A., & Johnson, L. (2015). Understanding and Managing Tendon Pain.
4.Miller, R., & Bernstein, J. (2012). Pathophysiology of Repetitive Strain Injuries.
